過去・現在・未来をつなぐ場所として

飛騨護國神社は、西南の役以来、郷土を守るために命を捧げられた飛騨出身の戦歿者、6,525柱の御霊をお祀りする神社です。この地に暮らす人々の平和と安寧を見守る、飛騨全域の「氏神様」として、大切に受け継がれてきました。
岐阜県は全国的にも珍しく、県内のそれぞれ地域(岐阜・大垣・高山)に分かれて3つの護國神社が鎮座しています。
一般的には、護國神社は1県1社となっています。しかし、岐阜県はそれぞれの地域の人々が戦歿者に対して、深い感謝と敬意の念を持ち続けてきたため、3社の護國神社が大切に護られてきました。
また、全国の護國神社は、昭和20年の終戦以来、10年ごとに天皇陛下より幣帛料(玉串料)を賜っております。さらに、御皇室の方々もその折々に各護國神社へ御参拝をいただいております。
天皇陛下をはじめ、皇室全体として戦歿者に対し深い想いを寄せられてきました。その大御心は、当護國神社が担う祈りの意味を、静かに、そして確かに支え続けています。
記憶をつなぎ、平和を考える

時代が進むにつれ、戦争の記憶は少しずつ遠ざかっています。
しかし、今の平和な日本、そして世界を考えるうえで、その記憶は決して失ってはならないものです。
自らの命を顧みず、家族や友人、そして郷土の未来のために尽くされた方々。 その御遺徳に触れると、多くの方が「次の世代が平和に生きられること」を願っていたことに気づかされます。
私たちが今、平和な日常を享受できているのは、その願いと行動の上に成り立っています。だからこそ、その想いを受け取り、次の世代へとつないでいくことが、今を生きる私たちの役割です。
英霊とともに、平和を感じる場所

飛騨護國神社では、日々の祭祀や様々な行事を通じて、御祭神とのつながりを感じていただくことを大切にしています。
それは、単に過去を振り返るための場ではありません。御祭神の想いに触れ、今を生きる私たち自身が「平和とは何か」を考える場所です。
過去と現在を結ぶだけでなく、未来へと問いを投げかける場所。
それが、この神社の役割です。
「平和の社」として未来へ

現代は、情報があふれ、何が真実か見えにくい時代でもあります。
だからこそ、私たちは沈黙するのではなく、英霊の想いや歴史の事実を丁寧に伝えていく必要があります。
また、日本人が大切にしてきた、平和を愛する心や思いやり、礼節は、世界の中でも高く評価されています。その価値を見つめ直し、「平和国家日本を次世代に継承する」という意味から世界平和へとつなげていくことも、これからの私たちに求められている姿です。
飛騨護國神社は、過去・現在・未来をつなぐ「平和の社」として、御祭神の想いとともに、平和を考え続ける場所でありたいと願っています。
次の世代へ

この場所で、英霊とのつながりを感じ、その想いに触れることを通して、飛騨護國神社が多くの方が「平和とは何か」を考えるきっかけとなる場所になれば幸いです。
そしてその想いが、次の世代へ、さらにその先へと、静かに受け継がれていくことを願っています。


